枕もとのフラスコの水が凍り、朝方はインクが凍つた。
朝方はインクが凍るなどといふと如何にもよもすがら仕事をしてゐるやうであるが、たま/\何か酒手のための雑文を書いて徹夜ぐらゐはしたこともあつたであらう。
仕事らしい仕事はたゞの一行もしてをらず、してをらずではなくて、するだけの力、実力といふものがないのであつた。
枕もとのフラスコの水が凍り、朝方はインクが凍つた。
朝方はインクが凍るなどといふと如何にもよもすがら仕事をしてゐるやうであるが、たま/\何か酒手のための雑文を書いて徹夜ぐらゐはしたこともあつたであらう。
仕事らしい仕事はたゞの一行もしてをらず、してをらずではなくて、するだけの力、実力といふものがないのであつた。