元々田舎の町は人通りがすくないのかも知れぬが、妙に人通りのない、お天気のよい道だけを忘れない。
人の姿がむれてゐたのは墓地の工事場と、魚屋の店内で、ちやうど夕方で、オカミさん達が入れ代り立ち代り買ひに来て、異様な人物が二人店先でマグロを食つて焼酎をのんでゐるから、驚いて顔をそむけてゐる。
だが、心には何物かゞあつたであらう。
元々田舎の町は人通りがすくないのかも知れぬが、妙に人通りのない、お天気のよい道だけを忘れない。
人の姿がむれてゐたのは墓地の工事場と、魚屋の店内で、ちやうど夕方で、オカミさん達が入れ代り立ち代り買ひに来て、異様な人物が二人店先でマグロを食つて焼酎をのんでゐるから、驚いて顔をそむけてゐる。
だが、心には何物かゞあつたであらう。