六月三日深夜のことで、使者はたつた一日半で七十里の道を飛んできた。
官兵衛は使者に酒食を与へ、堅く口止めしておいて、直ちに秀吉にこの由を告げる。
秀吉は茫然自失、うなだれたと思ふと、ギャッといふ声を立てゝ泣きだした、五分間ぐらゐ、天地を忘れて悲嘆にくれてゐる。
六月三日深夜のことで、使者はたつた一日半で七十里の道を飛んできた。
官兵衛は使者に酒食を与へ、堅く口止めしておいて、直ちに秀吉にこの由を告げる。
秀吉は茫然自失、うなだれたと思ふと、ギャッといふ声を立てゝ泣きだした、五分間ぐらゐ、天地を忘れて悲嘆にくれてゐる。