坂口安吾 『二流の人』 夏目次郎左衛門が之を見て眼血走り歯がみをした。 大将が雑兵を助けてどうなさる、目に涙をため、家康の馬の轡を浜松の方にグイと向けて、槍の柄で力一杯馬の尻を殴りつけ、追ひせまる敵を突き落して討死をとげた。 逃げる家康は総勢五騎であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア