三成の小僧の如き、如水は眼中に入れてゐないが、流れる時代、人才も亦常に流れ、澱みの中に川の姿はないのである。
目の玉をむき、黙々天下を横睨みに控えてゐるが、如水はすでに川の澱みに落ちたことをさとらない。
尚満々たる色気、万策つきたら俺にたのめ、といふ意気込の衰へることのない男、秀吉は苦笑して、これよ、即刻チンバ奴を連れて参れ、深夜であつた。
三成の小僧の如き、如水は眼中に入れてゐないが、流れる時代、人才も亦常に流れ、澱みの中に川の姿はないのである。
目の玉をむき、黙々天下を横睨みに控えてゐるが、如水はすでに川の澱みに落ちたことをさとらない。
尚満々たる色気、万策つきたら俺にたのめ、といふ意気込の衰へることのない男、秀吉は苦笑して、これよ、即刻チンバ奴を連れて参れ、深夜であつた。