そこへ明の援軍がやつてきた。
明は西欧との通交も頻繁で、もとより鉄砲も整備してゐるから朝鮮を相手のやうには行かぬ。
如水は明軍を侮りがたい強敵と見たから、京城を拠点に要所に城を築いて迎へ撃つ要塞戦法を主張、全軍に信頼を得てゐる長老小早川隆景が之に最も同意して、軍議は一決の如く思はれたのに、突然小西行長が立つて、一挙大明進攻を主張し、単独前進を宣言して譲らないから、軍議は滅茶々々になつてしまつた。
そこへ明の援軍がやつてきた。
明は西欧との通交も頻繁で、もとより鉄砲も整備してゐるから朝鮮を相手のやうには行かぬ。
如水は明軍を侮りがたい強敵と見たから、京城を拠点に要所に城を築いて迎へ撃つ要塞戦法を主張、全軍に信頼を得てゐる長老小早川隆景が之に最も同意して、軍議は一決の如く思はれたのに、突然小西行長が立つて、一挙大明進攻を主張し、単独前進を宣言して譲らないから、軍議は滅茶々々になつてしまつた。