沈惟敬は朝鮮軍の情報から判断して、日本は明との貿易復活を欲してゐるのが本心で、侵略は本意でないといふ見透しを得た。
そこで和議の可能、それも自国に有利な和議の可能に満々たる自信をいだいてをつた。
救援軍の大将李如松は和議などは不要、ただの一撃、叩きつぶしてしまふと息まいてゐるが、之を制して、五十日間の休戦を約束させ、単独鴨緑江を渡つて平壌の行長と交渉を始めてゐた。
沈惟敬は朝鮮軍の情報から判断して、日本は明との貿易復活を欲してゐるのが本心で、侵略は本意でないといふ見透しを得た。
そこで和議の可能、それも自国に有利な和議の可能に満々たる自信をいだいてをつた。
救援軍の大将李如松は和議などは不要、ただの一撃、叩きつぶしてしまふと息まいてゐるが、之を制して、五十日間の休戦を約束させ、単独鴨緑江を渡つて平壌の行長と交渉を始めてゐた。