坂口安吾 『二流の人』 彼のもうろくはこの時から凡愚をめざして急速度の落下を始める。 秀吉はすでに子供の愛に盲ひた疑り深い執念の老爺にすぎなかつた。 秀頼の未来の幸を思ふたびに人の心が信用されず、不安と猜疑の虫に憑かれた老いぼれだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア