坂口安吾 『二流の人』 家康は一晩じつくり考へた。 同じ思ひの本多正信が一粒の三成もし死なずばといふ金言を家康に内申しようと思ひたち、夜更けに参上してみると、家康は風気味で寝所にこもつてをり、小姓が薬を煎じてゐる。 襖の外から、殿はまだお目覚めでござるか。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア