悪夢三十年の余憤、悪夢くづれて尚さめやらず、一生のみれんをこめて藤堂高虎に恩賞のぞみの書面を送らざるを得なかつた如水、日は流れ、立ちかへる五十の分別、彼は元々策と野心然し頭ぬけて分別の男であつた。
悪夢つひにくづる。
春夢終れりと見た如水、茫々五十年、たゞ一瞬ひるがへる虚しき最後の焔。
悪夢三十年の余憤、悪夢くづれて尚さめやらず、一生のみれんをこめて藤堂高虎に恩賞のぞみの書面を送らざるを得なかつた如水、日は流れ、立ちかへる五十の分別、彼は元々策と野心然し頭ぬけて分別の男であつた。
悪夢つひにくづる。
春夢終れりと見た如水、茫々五十年、たゞ一瞬ひるがへる虚しき最後の焔。