それから」とつづけておいて、また筆を休めた。
敬太郎はいよいよ洋杖のところへ来たのである。
根が正直な男だから、あの洋杖はせっかくの御覚召だから、ちょうだいして毎日散歩の時突いて出ますなどと空々しい嘘は吐けず、と言って御親切はありがたいが僕は貰いませんとはなおさら書けず。
それから」とつづけておいて、また筆を休めた。
敬太郎はいよいよ洋杖のところへ来たのである。
根が正直な男だから、あの洋杖はせっかくの御覚召だから、ちょうだいして毎日散歩の時突いて出ますなどと空々しい嘘は吐けず、と言って御親切はありがたいが僕は貰いませんとはなおさら書けず。