猫の手も借りたいほどの重大な時に当って予備に編入されるとは、よくよく無能と見込まれたものか。
まだしも少将に進級しての予備役ならば慰めるところもあったのだが、余は茫然自失、あまりの恥辱に自決を考えたこともあった。
その後、心をとり直して海軍水路部というところに一介の雇として奉職したが、雇であれば予備大佐の肩書も物を云わない。
猫の手も借りたいほどの重大な時に当って予備に編入されるとは、よくよく無能と見込まれたものか。
まだしも少将に進級しての予備役ならば慰めるところもあったのだが、余は茫然自失、あまりの恥辱に自決を考えたこともあった。
その後、心をとり直して海軍水路部というところに一介の雇として奉職したが、雇であれば予備大佐の肩書も物を云わない。