遺族はマリ子のほかに母と弟の三人にすぎないが、この弟はカリエスのためかねて病臥のままであった。
余分の住宅がある筈もない山里のこととて遺族は転居先に窮した。
そのとき、学校の同僚が見かねて、宿直室にマリ子一家を収容すべしと定め、役場や村会にはかることなく転居せしめてしまったのである。
遺族はマリ子のほかに母と弟の三人にすぎないが、この弟はカリエスのためかねて病臥のままであった。
余分の住宅がある筈もない山里のこととて遺族は転居先に窮した。
そのとき、学校の同僚が見かねて、宿直室にマリ子一家を収容すべしと定め、役場や村会にはかることなく転居せしめてしまったのである。