故大佐と余とは陸海軍の相違があるから、たまたま県人会などの席で顔を合せた程度で、深い交りというものはなかった。
しかし、故人の遺族が本日の如くに難儀しているのを同じ軍人として見過すわけにはゆかない。
落付く当がなければ余の家の一室を提供してもよいと思った。
故大佐と余とは陸海軍の相違があるから、たまたま県人会などの席で顔を合せた程度で、深い交りというものはなかった。
しかし、故人の遺族が本日の如くに難儀しているのを同じ軍人として見過すわけにはゆかない。
落付く当がなければ余の家の一室を提供してもよいと思った。