坂口安吾 『中庸』 マリ子とその家族は土間の宿直室へ戻って住んだ。 病人の弟だけは手製の寝台にふとんをしいてねているが、マリ子とその母は押入にねているとも云われ、土間に藁をしいてもぐりこんでいるとも云われ、諸説紛々であった。 羽生や根作らは意外の結果におどろいた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア