終戦後、二町歩の田畑を五町歩にふやし、山林も買いつけ、町では押しも押されもしない歴とした旦那の一人となり、公安委員にもなったのに、不二男のおかげで、とかく人々の尊敬がうすい。
「せっかくオレがこれほどの身代を築きあげたのに、あの野郎がいるばかりに……」
平作のハラワタは煮えるようだ。
終戦後、二町歩の田畑を五町歩にふやし、山林も買いつけ、町では押しも押されもしない歴とした旦那の一人となり、公安委員にもなったのに、不二男のおかげで、とかく人々の尊敬がうすい。
「せっかくオレがこれほどの身代を築きあげたのに、あの野郎がいるばかりに……」
平作のハラワタは煮えるようだ。