助六の餅については、その発端からこういう曰くインネンがあったのである。
それからもう二十何年も時が流れている。
あいにく餅のタタリが現れて助六の杉の木が雷にうたれてさけることもなく、助六のノドに餅がつかえたことすらもないから、平吉の無念の涙はいまだに乾くヒマがなかったのである。
助六の餅については、その発端からこういう曰くインネンがあったのである。
それからもう二十何年も時が流れている。
あいにく餅のタタリが現れて助六の杉の木が雷にうたれてさけることもなく、助六のノドに餅がつかえたことすらもないから、平吉の無念の涙はいまだに乾くヒマがなかったのである。