家族の者は彼の心事に同情していたから、はじめは文句も云わず、彼の代りに野良へでて彼の分も働いていたが、毎日パチンコの損がかさんでキリがないので、誰もよい顔をしなくなった。
彼の家も終戦このかた農村の不景気風に貯えというものはなくなって、余分にお金のある身分ではない。
そこで長男が一家を代表して助六に説教して、
家族の者は彼の心事に同情していたから、はじめは文句も云わず、彼の代りに野良へでて彼の分も働いていたが、毎日パチンコの損がかさんでキリがないので、誰もよい顔をしなくなった。
彼の家も終戦このかた農村の不景気風に貯えというものはなくなって、余分にお金のある身分ではない。
そこで長男が一家を代表して助六に説教して、