八十すぎの老翁たちはそろって剣法がそれほど上手ではないようで、五十、六十がらみの高弟から太刀筋を直されて、わかりました、とうなずいている。
しかし七十余年も太刀を握って育ったのだから、いったん太刀を握って構えるや、野良の匂いのプンプンする老農夫が、突如として眼光鋭く殺気みなぎる剣客に変るから面白い。
曲った腰がピンと張るのが実感されるのである。
八十すぎの老翁たちはそろって剣法がそれほど上手ではないようで、五十、六十がらみの高弟から太刀筋を直されて、わかりました、とうなずいている。
しかし七十余年も太刀を握って育ったのだから、いったん太刀を握って構えるや、野良の匂いのプンプンする老農夫が、突如として眼光鋭く殺気みなぎる剣客に変るから面白い。
曲った腰がピンと張るのが実感されるのである。