坂口安吾 『安吾下田外史』 二十五両の支度金と三十両、合せて五十五両、奉行所へだしたお吉の受取りは今も残っている。 三日の勤めに五十五両を払ってやったハリスも立派であったと云えよう。 お吉の代りに他の女を欲しがった様子はなかったから、ハリスは女色の慾望は少なかった人のようだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア