夏目漱石 『彼岸過迄』 男はこの時口に銜えた葉巻を土の上に投げた。 それから足の向を変えてまた三ツ角の交叉点まで出ると、今度は左へ折れて唐物屋の前でとまった。 そこは敬太郎が人に突き当られて、竹の洋杖を取り落した記憶の新らしい停留所であった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア