坂口安吾 『保久呂天皇』 久作は怒って天の岩戸へ駈けこむように石室へもぐったが、意外にもジッとこらえて坐禅をくんでいた。 これが重大である。 金持が辛抱づよくなるのは中平自身の心境にてらしてもよく分るが、貧乏人が辛抱づよいというのはすでに不穏のシルシである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア