洋次郎は金一封の封筒を机の上へおいて、両手をついて頭をさげた。
十日ほど前には、洋次郎の今いる場所で大竜が手を合せて拝んだのを思いだして、左近は変な気がしたが、洋次郎が全然うちしおれているから、なんとなく気の毒な気持にもなった。
「タノミをきいてあげたいが、ここの社長にも同じようにたのまれたのでね。
洋次郎は金一封の封筒を机の上へおいて、両手をついて頭をさげた。
十日ほど前には、洋次郎の今いる場所で大竜が手を合せて拝んだのを思いだして、左近は変な気がしたが、洋次郎が全然うちしおれているから、なんとなく気の毒な気持にもなった。
「タノミをきいてあげたいが、ここの社長にも同じようにたのまれたのでね。