その銀座はふだんは八時すぎると人ッ子一人通らぬような道であるが、大漁の船がはいると一晩中ドンチャカ音の絶え間がない道でもあった。
しかし当節はめったに大漁がなくなったから、せっかくオカへあがっても何々銀座の焼芋屋で十円の芋を買うのが精一パイといううらぶれた銀ブラをしなければならないことが多いのである。
しかしうらぶれた銀座通りをスキ腹をかかえてサッソウと歩くのはわるくない。
その銀座はふだんは八時すぎると人ッ子一人通らぬような道であるが、大漁の船がはいると一晩中ドンチャカ音の絶え間がない道でもあった。
しかし当節はめったに大漁がなくなったから、せっかくオカへあがっても何々銀座の焼芋屋で十円の芋を買うのが精一パイといううらぶれた銀ブラをしなければならないことが多いのである。
しかしうらぶれた銀座通りをスキ腹をかかえてサッソウと歩くのはわるくない。