坂口安吾 『狼園』 懊悩の根柢をなすものの第三が私――然しこのことは改めて語り直さう。 私は先づ、齢不惑を越えること七歳の中老人が、年甲斐もなく恋にやつれて、飄然と行方定めぬ一人旅に出立したといふところから、この物語りを始めやう。 考へてもみたまへ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア