坂口安吾 『狼園』 私は叔父に取次いだ。 ある女の一身上のことで、といふ峠の言葉を伝へることが、むしろ冷汗の流れでるほど言ひにくく、叔父に対してただ気の毒に覚えたのはどういふ理由であつたらうか? 一瞬叔父は顔色を変えたが、直ちに落付きをとりもどした。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア