坂口安吾 『狼園』 帽子をとるために、包みを探すために。 それから扉の外へころがるやうに走りでた。 私は扉の外へ追つかけて出たが、彼はあはただしく下駄を突つかけ、一度今にも転びさうな間違ひをしたが、杖を拾つて闇の奥へ消え去つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア