坂口安吾 『狼園』 私は尚も無限に語りつづけずにゐられぬ気持を持てあましながら、突然荒々しく立ち上つた。 私の言葉の一々が頭の中を素通りし決して頭にたまらないのが明瞭に感じられ、思念の中絶が明確に意識されて不愉快であつた。 「我々は散歩しませう」と私は叫んでゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア