坂口安吾 『狼園』 彼はがくんと頷いた。 「すぐこの近所のアパートに南雲二九太といふ若い哲学者がゐるのです。 貴女方がカルチェ・ラタンといふあたりの屋根裏にくすぶつてゐる変屈な若い哲学者に就いて想像したことがおありでしたら、この男が幾らか似たところがあるでせう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア