坂口安吾 『雨宮紅庵』 伊東伴作は吃驚した。 この女でも自分の力で生きたいやうな能動的な生活慾があるのかと思つた。 あたりまへの奥方とか二号といふものに納まつて至極ぼんやりと暮すだけで、ほかに慾も根気もないのだと思つてゐたのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア