坂口安吾 『母を殺した少年』 父と娘の間に立つて奔走したのは、いちの兄左門であつた。 左門はそのとき二十二だつた。 彼は土地の英学校に英学をおさめ、ゆくゆくは東京にでて西欧思想の深処を究める志望をいだいてゐたのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア