坂口安吾 『老嫗面』 二十一才であつた。 癇癖が強く、我儘で気まぐれだつた。 ひとつのことに長く注意のつづかぬたちで、話の途中にぷいと席を立つてしまふし、腹を立てると食事を摂らずに部屋の暗い片隅に一日坐りとほしてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア