そこで彼は、さういふ彼の混乱や懐疑にてんで引つかかる筈のない凡そ愚劣であり無意味である課題だけを、それが無意味であり無価値であるためにれいれいと自分におしつけることができ、又情熱の最後の一滴まで傾注して行ふこともできるといふ奇妙な状態にあるわけなんです。
彼はタツノにてんで惚れてやしませんよ。
恐らく殆んど関心すらもたないでせう。
そこで彼は、さういふ彼の混乱や懐疑にてんで引つかかる筈のない凡そ愚劣であり無意味である課題だけを、それが無意味であり無価値であるためにれいれいと自分におしつけることができ、又情熱の最後の一滴まで傾注して行ふこともできるといふ奇妙な状態にあるわけなんです。
彼はタツノにてんで惚れてやしませんよ。
恐らく殆んど関心すらもたないでせう。