坂口安吾 『老嫗面』 ひそかに誇る思ひもなければ、批判のメスに切り刻む必要とても感じなかつた。 タツノの病気を治してやるのが、彼のたのしい義務に見え、義務を思ふと溢れる力と喜びを感じるのだつた。 安川のタツノに寄せる献身が、松江にとつては皮肉でなしに滑稽だつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア