然し私の恋文はさういふ立派なものではなかつた。
私は友達と喧嘩をして、むかつ腹を立てながらひどく長い手紙を書いた覚えが七八回ある。
口惜しさに前後不覚の状態だから文面は怒りの流れるにまかせ、これまた混沌として何が何やら私が何に腹を立ててゐるのやら手紙を貰つた友達の方でとんと見当がつかなかつたといふ話である。
然し私の恋文はさういふ立派なものではなかつた。
私は友達と喧嘩をして、むかつ腹を立てながらひどく長い手紙を書いた覚えが七八回ある。
口惜しさに前後不覚の状態だから文面は怒りの流れるにまかせ、これまた混沌として何が何やら私が何に腹を立ててゐるのやら手紙を貰つた友達の方でとんと見当がつかなかつたといふ話である。