坂口安吾 『吹雪物語』 それゆえ、冷めたさが、卓一を殺す言葉のやうだつた。 中断した女の言葉をうながしてゐる卓一の素朴な挙動と、執拗すぎる野暮な心を、とりつく島もないやうに、遠く突き放してゐるのであつた。 女は、なほも、冷淡に言葉をつづけた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア