坂口安吾 『吹雪物語』 その狼狽を隠すために、彼は顔をあからめずにゐられなかつた。 そして無役な返答にすぎないことを知りながら、「さうですね。 僕も踊りを覚えたいと思つてゐるのです」と、益々気持をくさらせながら、鹿爪らしく答えてゐる始末であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア