坂口安吾 『吹雪物語』 ところが旅行の約束を結んだ翌日のことであつたが、野々宮の妻君が、雑貨屋の二階へ、あばれこんできた。 彼女に隠れ家を教えたものは、一枚の葉書であつたが、差出人は、由子の署名になつてゐた。 疑ひもなく由子の手蹟であることを、野々宮は知つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア