坂口安吾 『吹雪物語』 かうして開らかれた悲しみの村にやがていくつかの挿話がつづき、時は流れて、現代に及び、現実の彼の悲哀につながるといふ野々宮の腹案だつた。 然し「悲しみの村の歴史」は、現代はおろか、わづかに三つの挿話だけで中絶してゐた。 それはもう十年前の話である。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア