坂口安吾 『吹雪物語』 けれども、それと同じやうに、ふてぶてしい。 自殺もまた形を変えた他殺だと言ふ話であるが、この男こそ、自殺の中に、無数の人々を殺すであらう。 自らの流す血潮によつて人々を殺し、すでに血潮を失ひながら、執拗な彼の意志のみ生き、そして呪ふのだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア