坂口安吾 『吹雪物語』 昼夜の別が、このやうな異る心を人に余儀なくせしめることを、彼ははじめて知る思ひがした。 夜の気配が近づくたびに、あらゆる不安と絶望の蘇らないものがなかつた。 しかもそれらをつつんでゐる涯の知れない虚しさなのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア