坂口安吾 『吹雪物語』 食慾をみたすために山海の珍味をあつめる贅沢を知らない。 その代り魚肉の片身に箸をつけて、裏側を食べることを知らないやうな、てんで食慾と脈絡のない肉感の稀薄な贅沢は骨身に沁みてゐるやうだ。 箱庭の中に住む別世界の人のやうな感じもした。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア