坂口安吾 『吹雪物語』 客のすくない季節のところへ、雪の降る深夜ですから、あたりの物音は死んでゐるのです。 すると喜楽が蒼い顔でたちまち戻つてきたのですが、跫音を殺すやうな歩き方をしてきたくせに、息を切らしてゐるのです。 動悸まで、きこえるのですね。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア