坂口安吾 『吹雪物語』 卓一は、野々宮と文子の二人に、どの場所で、どのやうな機会をつかんで別れやうかとそのことのみ思ひつづけてゐた。 舞踏場までひきづりあげられて、踊りをぼんやり見せられるなんて、やりきれない。 貧乏籤のひき役だとこぼしつづけてゐるのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア