坂口安吾 『吹雪物語』 伝記に残して語るほどの業績は何ひとつない自分であつた。 まして死滅がもたらすところの人生の虚無を観じ、虚無に帰滅することに一分の安らかさをも感じてゐる自分であつた筈なのだ。 もともと伝記を残さうといふ気持に遠い自分であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア