坂口安吾 『吹雪物語』 然し勿論由子の住む街の方まで歩きはしないのであつた。 その近くまで行くといふことすらないのだ。 二十歩か多くて百歩も歩きかけたと思ふころには、あきらめと、惨めな放心に追はれながら、ふと振向いてゐるのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア