坂口安吾 『吹雪物語』 一応方角の示す方へ歩きだしてはみるのであつたが、足は自然に心も知らない方角へ曲つてゐた。 そして長い彷徨ののち、サチ子の酒場へ落付くほかに仕方のない暗らい思ひを知るのであつた。 むしろ落胆を知るのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア