そのくせ夜毎の彷徨に、どうして最後にこの酒場へ、落付かずにゐられなくなつてしまふのだらう。
行くべき場所が、サチ子の酒場のほかにはないと分つたときの、あの落胆は、思ひだしても暗らいのだつた。
然しサチ子を見てゐるうちのあの放心は、やつぱりそれが一日になくてはならない時間になつてゐるやうだ。
そのくせ夜毎の彷徨に、どうして最後にこの酒場へ、落付かずにゐられなくなつてしまふのだらう。
行くべき場所が、サチ子の酒場のほかにはないと分つたときの、あの落胆は、思ひだしても暗らいのだつた。
然しサチ子を見てゐるうちのあの放心は、やつぱりそれが一日になくてはならない時間になつてゐるやうだ。