坂口安吾 『吹雪物語』 それほど思ひつめることができたなら、人の冷罵も物の数ではないだらう。 悔ゆべきものすらなかつたその生涯の虚しさに、老いてなほいくばくの嘆きを知る左門であつた。 なるほど、傷つき、裏切られ、悲しみ、泣くことが、必ずしも人の不幸ではない筈なのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア