ちかごろは吹雪の夜でも、めつたに停電することもなくなつてゐる。
吹雪の日、風に追はれて歩くのはさほどでないが、風に逆らつて歩くときには、大の男もさすがに辟易するものである。
まともに息もつけないし、二足歩いて一足さがる状態で、眼もあけられない始末であり、着物はさらつて行かれさうで、うかうかすると何のたわいもなく吹き倒されてしまひさうだ。
ちかごろは吹雪の夜でも、めつたに停電することもなくなつてゐる。
吹雪の日、風に追はれて歩くのはさほどでないが、風に逆らつて歩くときには、大の男もさすがに辟易するものである。
まともに息もつけないし、二足歩いて一足さがる状態で、眼もあけられない始末であり、着物はさらつて行かれさうで、うかうかすると何のたわいもなく吹き倒されてしまひさうだ。